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JFIC_日本食品検査メールマガジン
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今年も残すところ1か月になりました。今年1年の仕事を締めくくるために、職場でもさまざまな講習会や勉強会を開催されているのではないでしょうか。当法人でも12月、1月にかけて様々なセミナーを企画しています。年末年始は何かと忙しい季節ですが、新しいスキルを身につけ、来年の計画を立てるいい機会です。是非、当法人のオープンセミナーをご活用ください。
◎2023年12月8日(金) 品質管理入門コース(東京会場)
製造現場で必要とされる知識を、事例を多く用いた解説で習得することができるセミナーです。 ☆☆☆ 来週開催! お申し込みはお早めに! ☆☆☆
◎2023年12月15日(金) 食品表示入門コース(オンライン)
食品表示に関わる法令や表示方法について分かりやすく解説する入門編のセミナーです。
◎2024年1月15日(月) 工場点検入門コース(東京会場)
事例を使った演習を行うことによって、工場点検のポイントを学ぶことができるセミナーです。
◎2024年1月26日(金) HACCP 1日コース (東京会場)
HACCPの基礎的事項から構築方法までを講義と簡単な演習で学ぶ1日コースのセミナーです。
お申込み、お問い合わせはこちらのHPから https://secure-link.jp/lc/cbjgjiizmrslzwx/
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1. 各事業所からのお知らせ
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11月は札幌検査所からお届けします。
秋が深まり、冬に移ろうとする季節となりました。北海道ではこれから寒い寒い冬を迎えようとしてます。札幌の11月の平均気温は約5℃、初雪が観測される時期です。今年は10月より「雪虫(ゆきむし)」の例年に無い大量発生が見られました。「雪虫」とは、雪が降る前の季節に発生する小さい虫の通称です。その中には白い糸状のロウをまとった虫がいて、まさに雪のように市中を舞っていました。今年の猛暑のせいか、専門家によると、今年は違う種類の「雪虫」が大量発生したようです。いつもと違う夏と秋を迎えましたので、これから訪れる冬がどうなるのか心配です。
さて、2020年6月から義務化が開始され、2021年6月より完全義務化となったHACCPですが、約2年半経過しようとしています。義務化に合わせて構築・見直しを行った企業様も多いかと思いますが、現在のシステムの運用状況はいかがでしょうか。
HACCPは食品安全のツールであって、運用するには「人」が重要です。若手職員の教育、人材の再教育等に、当法人のHACCPセミナーをご利用下さいませ。
HACCP3日間講習は、今年度より「HACCP実践コース」から「新HACCP3日コース」へ名称を変更し、内容をリニューアルしました。
食品工場で働く方、HACCPチームメンバーとしてHACCPシステムの構築や運用に取り組む方、食品工場のHACCP運用状況を確認する方(内部監査や取引先監査を行う方)向けの内容となっています。是非とも私共をご活用いただければ幸いです。
「新HACCP3日コース」12月13日(水)・14日(木)・15日(金) 札幌開催
https://secure-link.jp/lc/cbieahdzmrslzid/
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2. 試験関連トピックス
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合成甘味料とは、その名のとおり、化学合成によって作られた甘味料(食品添加物)の事で、「人工甘味料」とも呼ばれています。
天然甘味料である砂糖と比較して数百倍もの甘味があり、少量で砂糖の代替となることから、飴・キャンディ、清涼飲料水、氷菓を中心にさまざまな食品に用いられています。
日本ではアスパルテーム、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、アドバンテーム、サッカリン、スクラロース、ネオテームの6種類が合成甘味料として使用が認められています。
市販のスクラロースには製造時の中間体で不純物であるスクラロース-6-アセテートが含まれているとの報告(※1)があることから、当法人ではスクラロース-6-アセテート及び合成甘味料6種の一斉分析法を開発しました。
スクラロース以外の合成甘味料についても、原料、中間体、副生成物、分解生成物などが混入している可能性がある為、高分解能質量分析計によりスクリーニング分析を行っています。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
※1 Susan S. S, et al., J. Toxicol. Environ. Health Part B , 26, 6, 307–341(2023)
スクラロース-6-アセテート及び合成甘味料6種の抽出イオンクロマトグラム並びにスクラロース-6-アセテートの検量線
https://secure-link.jp/lc/cbieahezmrslzcp/
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3. 検査関連トピックス
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暑い季節が過ぎ去り、急に朝晩が寒くなったこともあってか、インフルエンザも例年より早く大流行しています。食品業界としても、そろそろノロウイルスでの食中毒発生に、気を付けなければならない時期となりました。
対策として特別なノロウイルス対策を実施する事も大切ですが、入室時やトイレ後の手洗い消毒の徹底、従業員からの二次汚染防止など、基本的な食品衛生を徹底すればノロウイルス食中毒の発生リスクも低減されます。
二次汚染の指標菌となる大腸菌群が、製造製品に付着していないかを確認するなどして、定期的に自社の食品衛生の管理状況を確認することも必要です。
当法人では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの食品を扱う販売店を対象に、商品の抜き取り検査を行っております。自社製品の確認としてご検討ください。
商品検査関連事業
https://secure-link.jp/lc/cbieahfzmrslzut/
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■配信元:(一財)日本食品検査 事業本部
〒143-0006 東京都大田区平和島4-1-23 JSプログレビル3階
URL: http://www.jffic.or.jp TEL: 03-6436-8771